The Christmas Tree

世界中でクリスマスシーズンを輝かしく飾るクリスマスツリー。日本では1860年に来日したプロイセン王国の使節オイレンブルクが公館に初めて飾り、その後横浜に開業した明治屋を筆頭にクリスマスの飾りとして広まっていきました。このクリスマスツリーですが原型は、北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の「ユール」という冬至の祭で使われていた樅の木であるとされています。冬でも葉を枯らさずにいる樅は生命の象徴とされていて地方によっては新年の魔除けのような目的で飾られていたようです。西洋版、門松といったところでしょうか。

キリスト教が普及していく過程で、いろんな民族宗教の風習を呑込んで進化していったという現象がたくさんありましたが、このゲルマン民族のツリーもその例の一つです。15世紀の初頭にはドイツでキリストの誕生を祝うためにツリーを飾ったという記録が残されています。その後は主にラインランド地方のプロテスタント派の信徒の間でクリスマスの飾りとして定着していました。ツリーは当初りんごなどのフルーツや焼き菓子、ろうそくで飾りつけされました。

ヨーロッパの他の国々と北アメリカにこの風習を広めた決定的にイベントはなんといっても、1840年のイギリスのヴィクトリア女王とドイツのアルバート王子の結婚でした。国民に愛されたこの王室がクリスマスツリーを囲んで祝う様子が新聞に報道されると瞬く間にトレンド化し現代にいたるです。ヴィクトリア女王は64年に近い在位と世界各地を植民地化して繁栄を極めた大英帝国を象徴する女王として知られていますが、アルバートとの間に9人の子供を授かった夫婦円満なカップルとしても知られています。クリスマスツリーは国際結婚が生んだ愛の象徴でもあるのですね。皆様、素敵なクリスマスをお過ごし下さい。

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