Vintage Travel

この夏みなさまはどんな旅行をされましたか?今月当店では40年代のビンテージスーツケースを入荷しましたので、旅行鞄の歴史に少し思いを馳せてみたいと思います。

19世紀の後半頃までは貴族や富裕層にのみ限られていた特権だったレジャーとしての旅行は、蒸気船、蒸気機関車や飛行船、そして自動車の普及によって、20世紀のはじめには一般庶民にもだんだんと広まっていました。

1920年代頃までは、旅行の荷物は大きなトランクに入れられていました。鉄のベースを持った木製の箱に革や布を貼ったもので、鋲が打ってあるものも多くあります。蒸気船の船底で波に揺られても大丈夫なように頑丈な造りでしたが、非常に重く簡単に持ち運びできるものではありませんでした。でも貴族の旅行には必ず家来がつきましたし、駅やホテルではポーターが荷物を運んでくれるので、荷物がどんなに重くてもよかったんですね。

第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の期間は、飛行機の技術が飛躍的に進化し、大型の旅客線が飛び始め、黄金の飛行時代と呼ばれる時代がやってきます。そこでやっとスーツケースが登場します。今回当店でご紹介するような、木製の枠にオイルクロスを貼られ、革の取っ手がついてるものです。30年代にはスチュワーデス学校が設立されました。その背景には、第一次戦時中に女性が仕事に出たことによって、社会が働く女性に抵抗を感じなくなったという事実もあります。世界を股に飛び回る女性たちは新しい時代のシンボルでもありました。50年代、60年代に入るとスーツケースはビニール製のもう少し軽量なものに変わっていきます。現在のスーツケースのようにキャスターがついたものは70年代になってやっと登場します。

50年代のレトロのスーツケースもキッチュで愛らしいですが、ドーソンリントンはもう少し古いスーツケースに旅の浪漫を感じます。この鞄たちはどんなところを旅したのでしょうか。

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